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犬や猫に咬まれたら早急に受診を!!

看護師より

こんにちは、うえだ整形外科クリニック看護師です。今回初のブログを投稿します。

最近、犬や猫に咬まれたり、引っかかれたりした患者さんが数人受診されました。
咬まれたところは傷になっていますが、幸いなことに咬まれてすぐに受診してくださっているので、大事には至っていません。
もし動物に咬まれたら、早急に流水と石けんで洗い流しましょう。できたら、丁寧に時間をかけて洗ってください。その後、必ず病院の受診をお願いします。

病院での治療は、咬まれたところを洗浄し、傷の処置をします。傷の程度によっては抗生物質の内服や、点滴をします。
ご存じのように、ワンちゃん、ネコちゃんなどの動物のお口にはバイ菌がいっぱいです。
見た目には浅い傷でも、皮膚の中にバイ菌が残って、翌日以降に咬まれたところが赤く腫れあがったりします。この状態を放っておくと、バイ菌が全身に回ってしまい、熱が出たり、状態によっては入院・治療が必要になります。

以前、ご自宅のネコちゃんに手を咬まれ傷になってしまったけど、翌日から2泊の旅行だったため、受診が3日後になった方がみえました。
傷自体はかすり傷程度でしたが、すでに幹部は赤くなり、指が動かなくなるほど腫れあがっていました。その方は1週間抗生物質の点滴に通われました。
このように、見た目は軽い傷でも、細菌は皮膚の中に残っています。
ご高齢の方や、持病をお持ちの方は特に注意が必要です。

※補足:受診の際にお話しを聞くと、まれに愛犬の狂犬病注射が済んでない飼い主の方が見えます。
狂犬病は、菌を持った犬に咬まれるとほぼ100%死に至る恐ろしい病気です。高齢だったり、持病があって主治医から接種不可の診断を受けているワンちゃん以外は全員接種する義務があります。
自治体主催の集団接種を逃しても、6月末まで動物病院で接種が可能です。ぜひとも大切な愛犬と家族を守るために接種をお願いします。
以下、更生労働省狂犬病ホームページからの抜粋です。狂犬病についてわかりやすく説明してくれています。ご一読していただけたらと思います。
※狂犬病に関する詳細(こちらをクリック)

うえだ整形外科クリニック 看護師より