院長ブログ

こんにちは！
西尾市一色町の整形外科クリニック　うえだ整形外科クリニック　院長　上田英範です。

本日は交通事故による外傷のお話です。

人vs車、バイクvs車のようないわゆる高エネルギー外傷では骨折が起こるのですが、さすがに初診で当院に受診されることは少ないです。
交通事故による外傷で当院のような診療所で診察させて頂く機会が多いのは、追突事故などによるむち打ちのような首の痛み、腰の痛み、肩の痛みです。

このような事故による外傷は、
①受傷直後ではなく、数日してから症状が出ることが多い
②症状が長引くことがある
③痛みが強い
④精神的なストレスも関与する
ということが特徴です。

当院に受診された際には、痛みが軽い場合でも受傷部位のレントゲンを撮影させていただきます。
この理由は、後日保険会社さんからレントゲンに対するコメントやレントゲン写真の提出を求められることがあるということと、レントゲンで異常がなかったということの証拠を残すためです。

治療としては、痛みの部位に画像では見えないような張りや硬さが出ることがありますので、痛み止めや湿布、筋肉の緊張を取る薬などを積極的に使用して痛みの軽減を行います。
それでも痛みが軽減しない場合は、リハビリを行い、筋緊張を軽減するようなストレッチなどの運動指導を行ったり、電気による治療を行ったります。
改善に要する期間は様々ですが、内服と湿布のみで治る方もいらっしゃれば、3～6ヶ月程度かかる方もいらっしゃいます。
劇的な改善がなくても、徐々に症状が軽減してくるため、根気強く内服やリハビリを続けることが大切であると思います。

当院ホームページの診療案内交通事故にあったの項目もご参照ください。

当院では、現時点で毎月20人程度の患者さんが交通事故による外傷の治療を受けていらっしゃいます。
皆様の辛い痛みが改善するよう全力で頑張ります。

では、また！

うえだ整形外科クリニック　医師　上田英範