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手指の痛みや変形が気になる方へ

こんにちは!
今回はレントゲン技師からのブログです。
記事は手指の変形について書いていこうと思います。

指の変形も様々ですが、ここでは代表的な疾患である以下の内容についてお話
しようと思います。

第1関節の変形…へバーデン結節
第2関節の変形…ブシャール結節
手指の痛み、腫れ、違和感、動かしにくさがある方は是非一読してもらえたらと思います。

【へバーデン結節とブシャール結節】
変形する関節の場所は違いますが、どちらも手指の関節の変形が起こります。
痛み、腫れ、水ぶくれのようなふくらみ、関節の動かしにくさなどが症状として出てきます。
なぜ起こるのかは現代医学でも解明されてはいませんが女性に多く、更年期に変形や症状が進行することから
主に女性ホルモンとの関係が深いのではと考えられています。

他にも加齢や遺伝的要因、手をよく使う事なども関係しているのではないかと考えられています。
女性ホルモンの一つであるエストロゲンは骨にも関係があるホルモンです。
これは更年期や加齢などによって減少するため、骨の変形につながる原因の1つかもしれません。

【治療方法】
前提として治療は担当医師の判断・指示に従うようにしてください。
以下は参考程度としてお読みください。
患部の安静。(テーピングなどの使用も検討)
炎症を抑えるためにアイシングや痛み止め、ステロイド注射の使用。
女性ホルモンの観点からイソフラボン、エクオールなどのサプリメントの摂取。
※他に手術治療もありますが稀かと思われます。

【やらないほうがいいこと】
炎症が強く、痛みがあるにも関わらず無理に動かしたり、マッサージを行うことです。
炎症や痛みが悪化する可能性があります。
水ぶくれを針などでつぶすことも控えたほうがよいでしょう。
刺したところから菌が侵入し、細菌感染となる可能性があります。

【最後に】
身も蓋もないですが、手指の異変を感じたらまずは病院へ
手指の変形や痛みはへバーデン結節やブシャール結節以外にも、よく聞くのが関節リウマチがあります。
間違われることも多いですが、全く別物の疾患です。
手指だけで言えば関節リウマチは第2関節に症状が出やすいと言われていますが、手首など他の関節の痛みや腫れ
手のこわばり、体の倦怠感など様々な症状として出てきます。
決して自己判断はせず、まずはお近く整形外科で原因から診てもらいましょう。