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骨粗鬆症について知っていますか?

リハビリからのブログ第19報です。

10月20日は世界骨粗鬆症デーです。
これは、国際骨粗鬆症財団(IOF)と世界保健機関(WHO)が骨粗鬆症の啓発のために定めた日です。
今回は、「骨粗鬆症」についてお話しします。

🦴 概要

骨粗鬆症とは、骨の量(骨密度)が減少し、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。主に高齢者や閉経後の女性に多く見られます。

🔍 原因

骨は常に「破骨細胞」による吸収と「骨芽細胞」による形成を繰り返しています。
このバランスが崩れ、吸収が優位になることで骨量が減少します。
主な原因は以下のとおりです:
* 加齢:年齢とともに骨形成が減少
* 閉経:エストロゲンの低下で骨吸収が促進
* カルシウム・ビタミンD不足
* 運動不足
* 喫煙・過度な飲酒
* ステロイド薬などの長期使用
* 遺伝的要因

⚠️ 症状

初期には自覚症状がほとんどありません。
進行すると以下のような症状が現れます:
* 軽い転倒で骨折(特に背骨・手首・太ももの付け根)
* 身長の低下
* 背中が丸くなる(円背)
* 慢性的な腰背部痛

🧪 診断

代表的な検査は以下の通りです:
* 骨密度測定(DXA法):腰椎や大腿骨で測定
* 血液検査:カルシウム・ビタミンD・骨代謝マーカー
* X線検査:骨折の有無を確認

💊 治療

1. 生活習慣の改善
* カルシウム(牛乳・小魚・緑黄色野菜)やビタミンD(魚・日光浴)を十分に摂取
* 筋肉トレーニングやウォーキングなどの適度な運動
* 禁煙・節酒
2. 薬物療法

🩺 予防

* 若いころからの栄養と運動が重要
* 閉経後や高齢者は定期的に骨密度検査を
* 転倒予防(バリアフリー、照明、靴選びなど)

骨粗鬆症治療は大切です。
ADLやQOLの低下につながり、寝たきりにもなりやすいと言われています。
ぜひ、骨密度測定してみてはどうですか?
骨密度測定ご希望の方は当院スタッフまでお声かけください。

執筆者

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リハビリスタッフ

こんにちは。うえだ整形外科クリニックで働いているリハビリスタッフ一同です。
患者様一人ひとりに合ったリハビリを提供し、早期回復をサポートすることを目指しています。皆様の健康と生活の質向上に全力で取り組んでいますので、どうぞよろしくお願いいたします。