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姿勢がおかしい?それは側弯症かも

看護師より

今回のブログでは側弯症についてお話しします。

側弯症とは、背骨がC字またはS字のように曲がってしまう骨格異常のことです。
主に思春期にあたる10歳から15歳の間に見られることが多く、急速な成長に伴って身体が急変するために発症するといわれています。
特に女性の場合、男性に比べて側弯症となりやすい傾向にあります。
また急成長による発症以外でも遺伝的な要因、筋肉の不均衡、神経系の問題など、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。

症状についてはご自身で自覚しにくいこともあり、親や学校の健康検査で発見されることが多いです。
側弯症の症状は個人差がありますが以下のようなものがあります。
背中の湾曲
姿勢の変化(前傾姿勢となりやすい
肩・腰の左右非対称
背中や首の痛み
日常的な疲労感
呼吸困難(重度の場合)
などが挙げられます。

治療方法については定期的な側弯の経過観察をしながら矯正具を用いて矯正することが多いです。
治療は長期化しやすく、重度の場合は手術を検討する場合もあります。

現在、側弯症の予防方法で確実なものはなく、自然治癒もすることはないとされています。(乳児期のものはあり得る)
そのため側弯症の進行を避け、症状を軽減するためには早期発見がなにより重要です!
適切な治療を受けることで、症状の進行抑制や改善が期待できます。
治療には専門家の協力が不可欠ですので、症状や不安がある場合は整形外科に相談することを強くお勧めします。