診療案内

MEDICAL

膝が痛い

変形性膝関節症

変形性膝関節症

変形性膝関節症とは

加齢や外傷により膝の軟骨がすり減っていくことで起こります。
最初は軟骨のすり減りのみですが、徐々に骨にも変形が及び、痛みが強くなります。

変形性膝関節症の症状

最初は歩行時や階段昇降など運動時の痛みが多いです。
症状が進行すると安静時にも痛みが出るようになります。
また膝の動く範囲の制限も出るようになります。

変形性膝関節症の原因

加齢による軟骨のすり減りが原因として最も多いです。
その他、肥満、外傷後によるものなどが挙げられます。

変形性膝関節症の診断

痛みの部位や年齢や見た目の膝の状態(O脚など)で疑います。
確定診断のためには、レントゲン検査を行います。
症状が強い場合には、MRIも考慮します。

変形性膝関節症の治療

手術をしない治療と手術をする治療に分けられます。

手術をしない治療

飲み薬を使用したり、湿布を使用したりして、膝の炎症と痛みを緩和させます。
膝の関節の中にヒアルロン酸という注射を打つ場合もあります。
ヒアルロン酸には軟骨を保護する作用と炎症を抑える作用があります。
また、運動療法を主体とするリハビリを行うことで、膝を支える筋力を強化して痛みを軽減させます。
最近は、再生医療も注目されております。
PFC-FDという、血液の成分である血小板から成長因子を抽出したものを膝に注射することで炎症を抑え、痛みの軽減が期待できます。

手術をする治療

手術しない治療法で痛みが軽減しない場合は、人工膝関節置換術という手術が行われます。
膝の骨を一部切って、金属に入れ替える手術になります。
当院では行っておりませんので、大きな病院へ紹介させていただきます。

半月板損傷

半月板損傷とは

膝の骨と骨の間には半月板という軟骨があり、骨と骨が直接当たらないように保護しています。
その半月板が何らかの原因で傷ついてしまうことにより症状が出ます。

半月板損傷の症状

体重をかけたときに痛みや膝を曲げ伸ばししたときに引っかかるような症状が出ることがあります。
また、ひどくなると膝の関節の中に水が溜まったり、半月板が膝の中でひっかかって膝の曲げ伸ばしができなくなることがあります。

半月板損傷の原因

加齢やスポーツ時にひねるなどのなどの動作で生じることがあります。
また、肉体労働の方にも起こることを経験しております。

半月板損傷の診断

診察により半月板損傷を疑いますが、レントゲンでは半月板を観察することができないため、MRIという検査を行います。

半月板損傷の治療

大腿四頭筋という太ももの前の方の筋肉を鍛えるリハビリや痛み止めなどの内服治療を行います。
根治治療にはなりませんが、ヒアルロン酸の関節内注射を行うこともあります。
痛みが強い、引っかかるなどの症状が強い場合には手術を検討する可能性があります。
内視鏡を用いて、半月板を縫ったり、一部切除する手術になります。
当院では手術は行っておりませんので、手術の場合は他院に紹介になります。

大腿骨内顆骨壊死

大腿骨内顆骨壊死とは

膝の内側の骨が壊死(その部分の骨がだめになってしまう)することによって症状が出ます。

大腿骨内顆骨壊死の症状

高齢の方の歩行時の膝の内側の痛みが主体です。
また、この病気は夜に痛むことが特徴です。

大腿骨内顆骨壊死の原因

残念ながら原因は不明です。

大腿骨内顆骨壊死の診断

高齢者に異様に強い膝の内側の痛みがある場合には疑います。
レントゲン検査を行いますが、初期段階ではレントゲンではわからないことも多いです。
その場合には、MRI検査を行います。

大腿骨内顆骨壊死の治療

残念ながら壊死した部分をもとに戻す方法が現在はありません。
足底板という装具を使用して膝の内側にかかる負荷を減らしたり、内服薬による治療を行います。
また、ヒアルロン酸の関節内注射も行うことがあります。
それで痛みなので症状が軽減すれば良いですが、改善しない場合は人工膝関節単顆置換術(UKA)を行うこともあります。
手術が必要と判断した場合は、他院に紹介させていただきます。

文責 上田 英範
(日本整形外科学会整形外科専門医)

院長 上田 英範