交通事故治療(むち打ち、腰痛、打撲)


まずは整形外科受診を!
交通事故に遭ったらまずは整形外科を受診してください!

当院では交通事故に遭われた方へ整形外科専門医の診察、検査、治療法のご提案を行っております。
治療法としては、お薬による治療はもちろん、電気による治療や理学療法士・柔道整復師によるリハビリテーションなど患者さんにご満足いただける治療を提供しております。
交通事故の治療は迅速に治療を開始することで、症状の改善が得られやすくなります。
また、事故から時間が経過して整形外科に受診しても、事故との因果関係の証明が難しくなります。
そのため、事故に遭われたらすぐに整形外科受診をお願い致します。
当院の事故治療の特徴
①問診と整形外科専門医による丁寧な触診、その後レントゲンや画像検査を行います。
症状など必要に応じて、連携医療機関に紹介し、MRIやCTの撮影も行います。

②リハビリ専門の理学療法士、柔道整復師により、痛みのある部分の症状が緩和するような運動指導を行います。

③リハビリスタッフによる運動指導と電気による物理療法を組み合わせて行うことで、さらに効果を発揮します。

④保険会社の診断書作成や面談依頼など責任を持って対応します。
⑤後遺症診断書は自覚症状や検査結果などしっかりと丁寧に記載するように配慮しております。
⑥当院は交通事故対応に強い弁護士と顧問契約しております。ご希望があれば紹介をさせて頂きます。
事故による外傷について
交通事故の多くは全く予期せぬ状況から、瞬間的にとても大きな力が加わることで起こります。
車と車の交通事故の場合は、首、腰などに症状が出ることが多く、首の場合は「むち打ち」と呼ばれることもあります。
車と人・バイク・自転車の場合は、打撲、傷などが多く、中には骨折など重大な外傷が起こることもあります。
事故の怪我の特徴
①後から症状が出ることが多い
受傷直後はなんともなかったけど、翌日から痛みが出てきたということがよくあります。
②症状が長引くことがある
レントゲンなどの画像で異常がないにも関わらず、首、腰の痛み、頭痛などが長引くことがあります。
車同士の事故の場合には、首や腰に瞬間的に大きな力が加わるためと考えられます。
③痛みが強い
首や腰などの痛みが強く出やすいです。
これも車同士の事故の場合、瞬間的にかかる力が大きいためと思われます。
④精神的なストレスの関与もある
症状が長引きやすいことにも関連しますが、交通事故にあった患者さんは精神的に大きなストレスを受けることになります。
慣れない警察や保険会社への対応、事故の相手への対応などがあったり、どうしても「ぶつけられた」という思いを抱いたりすることも痛みを長引かせる原因となる可能性があります。
症状
画像や見た目で確認できるもの
骨折、打撲、傷等があります。
画像や見た目で確認できないもの
首の痛み(むち打ち)、腰の痛み、頭痛、吐き気、耳鳴り、張り感、動かしにくさ、手足のしびれなどが出ることがあります。
治療
痛みが強い時期は痛み止めや湿布などを使用したり、筋緊張を緩和する薬を使用したりして痛みを取り除きます。
首や腰などの患部には、筋肉の硬さや張り感が出ることが多く、リハビリでストレッチなど運動指導を行ったり、電気治療を行うことで、筋緊張を緩和して痛みを軽減させます。
治療が長くかかることもありますが、少しずつ症状の緩和が得られます。
整形外科と接骨院の併用
整形外科と接骨院を併用で通院することは可能です。
接骨院に通院されている方で、レントゲンなど画像検査や診断書が必要になった場合は、接骨院では行うことはできませんので整形外科を受診してください。
症状が強い方は、自賠責保険が終了するタイミングで後遺症診断書を作成する可能性があります。
後遺症診断書は接骨院では作成することができず、接骨院の受診のみで整形外科へ定期的に通院していなければ事故からの経過がわからないため作成することができません。
当院と接骨院を併用する場合は、当院へ週に1回以上の定期的な通院をしていただくようにお願い致します。
お願い
保険会社さんから当院に受診することをお伝えいただくようにお願いいたします。
受診される前に保険会社さんから当院にご連絡いただければ、患者さんの窓口での負担はありません。
保険会社さんの連絡の前に受診をされた場合は、一旦自費で治療費をお支払いいただきます。
保険会社さんから連絡があった後に、領収書をお持ちいただき返金とさせていただきますので、ご了承ください。
領収書は大切に保管をお願いいたします。
よくある質問
Q①交通事故の治療費はどのくらいかかりますか?
A.自賠責保険を利用すれば、患者さんの負担はなく治療を受けることができます。
当院を受診する前に、保険会社の担当様に当院を受診することをお伝え下さい。
Q②治るまでにどれくらいの期間がかかりますか?
A.むち打ちなどの場合、事故の程度や患者さんの症状により差はありますが、3ヶ月~半年ほどかかることがあります。
骨折の場合は、半年以上かかることもあります。
Q③週にどのくらい受診すればよいですが?
A.事故に遭ったあとはできる限り早く当院を受診していただき、薬の処方やリハビリを開始することで症状を長引かせないようにする事ができます。
週に3回以上はリハビリか電気治療に受診されることをおすすめいたします。
Q④交通事故に遭ったらどこに通院すべきですか?
A.交通事故に遭ったら、まずは整形外科へ!
整形外科では整形外科の専門医が診察を行って画像検査を行い、治療法を決定します。
仮に症状が残る場合、後遺症診断書を作成するのも整形外科でしかできません。
Q⑤保険会社さんに自賠責終了と言われました。
A.交通事故の治療に関しては、いつまでも受けられるというものではなく、期限があります。
3ヶ月~半年となることが多いです。
治療を継続していても症状が改善しないと判断される(症状固定)と、治療終了となります。
Q⑥症状固定となったときに症状が残るときはどうすれば良いですか?
A.症状固定となっても症状が残るときは、「後遺障害診断書」を作成することができます。
「後遺障害診断書」の結果、等級が認定される可能性があります。
前述の通り、当院への定期的な通院がない場合は作成ができませんので、ご注意ください。
Q⑦事故から1ヶ月経過しているが、事故が原因だと証明してほしい
A.大変申し訳ありませんが、事故から時間が経過している場合は、事故との因果関係は不明と判断せざるを得ません。
そのような事態を避けるため、事故から遅くとも1週間以内には受診をお願いいたします。
Q⑧健康保険で交通事故治療を治療を受けることができますか?
可能です。
ただし、「第三者行為による傷病届」を提出する必要があります。
文責 上田 英範
(日本整形外科学会整形外科専門医)
