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2023年の診療を再開しました+餅が詰まったときの対処法について

医療

こんにちは!
西尾市一色町の整形外科クリニック うえだ整形外科クリニック 院長 上田英範です。

1月4日より2023年の診療を再開しました。
今年も患者さんに信頼していただける医療が提供できるよう、地域社会に貢献できるように精一杯努力したいと思います。
何卒よろしくお願いいたします。

さて、皆さん新年にはお餅を食べる機会が多いのではないかと思います。
しかし、注意していただきたいのは、新年にお餅を食べて喉につまらせて救急搬送される方が必ずいらっしゃるということです。
ネットニュースで拝見したところ、東京で9人お餅による救急搬送があり、残念ながら1人お亡くなりになったようです…。
正月3が日 餅を詰まらせ9人搬送 女性1人が死亡 東京都内

私もかつて3次救急病院に勤める研修医であった時、年始には必ずお餅詰まりによる救急処置を行う機会がありました。
残念ながらお亡くなりになられた方も診させて頂いた経験があります。

お正月は終わりましたが、今後しばらくは残っているお餅を食べてしまわないと、などお餅を口にする機会が多いのではないかと思います。
まず、大きなお餅はそのまま口に入れないようにお願いします!
小さく刻んで食べるなど工夫が必要です。
特にご高齢の方は、嚥下機能(飲み込みの機能)が低下しているため注意が必要です!
(そもそもご高齢の方は、お餅は食べない方が安全ではないかとすら思っています。)

実際にご家族がお餅など食べ物を喉に詰まらせたときの対処法は、大人の場合は「ハイムリッヒ法(腹部突き上げ法)」で異物除去を試みてください。
ハイムリッヒ法のやり方はコチラ↓
気道異物の除去の手順(日本医師会ホームページより)
乳児の場合は、上のリンクの背部叩打法を行ってください。
ご高齢のご家族がいらっしゃる方、乳幼児のご家族がいらっしゃる方は、知っておいて損のない方法になります。
ぜひ一度、ハイムリッヒ法、背部叩打法のやり方の確認をお願い致します。

お餅を食べるときの工夫と気道異物除去法を確認していただき、安全な年始をお過ごしください。

では、また!

うえだ整形外科クリニック 医師 上田英範

執筆者

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執筆者

上田 英範

うえだ整形外科クリニック 院長

2021年、愛知県西尾市にうえだ整形外科クリニックを開院しました。地域医療に貢献するため、医師として患者さんに寄り添った治療を心がけております。

経歴
金沢医科大学卒/名古屋医療センター研修医/聖霊病院整形外科勤務/なかざわ記念クリニック整形外科勤務
保有資格
日本整形外科学会専門医/日本整形外科学会リウマチ医/日本整形外科学会スポーツ医/日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
所属学会
日本整形外科学会/日本リウマチ学会/日本骨粗鬆症学会/日本整形外科超音波学会/日本リハビリテーション医学会/日本整形内科学研究会