西尾市で集束型体外衝撃波による治療を検討中の方へ:長引く慢性的な痛みの根本改善を目指して

こんにちは!
西尾市一色町の整形外科クリニック
うえだ整形外科クリニック 院長 上田英範です
当院では、治りにくい慢性的な痛みに対し、先進的な「集束型体外衝撃波治療(ESWT)」を導入し、痛みの根本改善を目指しています。
この新しい治療法について、分かりやすくご説明します。
長引く痛みに新しい光を:「集束型体外衝撃波治療」とは
体外衝撃波治療とは、体の外から特殊な「音の波(衝撃波)」を患部に当てる、新しい整形外科の治療法です。
もともとは、体の奥にある腎臓結石を壊す治療として使われていた、信頼性の高い技術です。
この技術を、ヨーロッパを中心に足底の痛みやテニス肘など、長引く痛みの治療に応用するようになりました。
特に当院で導入している「集束型」の治療器は、衝撃波のエネルギーを、体内の痛い部分にピンポイントで集中させることができます。
これにより、痛みの原因となっている組織に、正確で強いエネルギーを届けることが可能です。
当院では、集中させる「集束型」と、広い範囲に作用する「拡散型」の二種類を症状に合わせて使い分け、最適な治療を行っています 。
痛みを「リセット」する!衝撃波の科学的な3つの作用
衝撃波治療が慢性的な痛みに効くのは、単に痛みを一時的に止めるのではなく、傷んだ組織の根本的な回復を促すからです。
主な作用は三つあります。
痛みの信号をブロック: 衝撃波が、痛みを感じている神経に作用し、痛みを脳に伝える物質を減らします。
これにより、長年続く慢性的な痛みの信号伝達を一時的に「リセット」する効果が期待できます 。
傷んだ組織の回復スイッチを入れる: 衝撃波の刺激が、組織の再生を助ける「成長因子」という物質の放出を促します。
これは、傷んだ腱や靭帯を新しく、強く修復するサポートをします。
新しい血管を作り、血流を改善する: 治りにくい傷は、血の巡りが悪いことが原因の一つです。
衝撃波は、回復に必要な酸素や栄養を運ぶ新しい血管(新生血管)の生成を促します。
血流が改善することで、組織の回復がスムーズに進み、痛みの根本解決に繋がります。
どの痛みに効果があるのか?集束型衝撃波治療の主な適応疾患
集束型体外衝撃波治療は、湿布やリハビリなどの従来の治療では改善が難しかった「治りにくい」慢性的な痛みに非常に有効です。
特に、腱や靭帯の慢性的損傷、または骨折の治りが悪い方に適しています。
当院で対象となる主な疾患は、朝の一歩目が痛い「足底腱膜炎」、物を持つと痛む「テニス肘・ゴルフ肘」、肩を動かすと激痛が走る「石灰沈着性腱板炎(肩にカルシウムの結晶のようなものがたまる)です。
その他、スポーツによる「ジャンパー膝」や股関節周辺の痛みにも対応可能です。
また、通常の治療では難しい「骨折がなかなか治らない状態(遷延治癒や偽関節)」など、骨の修復が必要な広い範囲の病態にも効果が示されています。
治療の流れと、多くの方が気になる「治療中の痛み」への対処法
この治療で多くの方が不安に感じるのが「治療中の痛み」です。
集束型はエネルギーを集中させる特性上、治療中に痛みを感じることがあります。
しかし、ご安心ください。
治療効果が出ているサインでもありますが、患者様が我慢できる範囲で、痛みに合わせて出力を調整しながら慎重に進めていきます。
多くの場合、治療が進むにつれて痛みは徐々に軽くなります。
治療は、超音波(エコー)で痛い場所を正確に確認してから衝撃波を当てるため、時間は約8分程度と短時間で済みます。
治療を始める前に、診察やレントゲン、超音波検査などで、衝撃波治療が本当に適しているかを詳しく判断します。
副作用はごくまれで、一時的な皮膚の赤みや腫れ、内出血などが起こることがありますが、数日で消えるため心配いりません 。
治療効果の目安とゴール設定:回復までの道のり
体外衝撃波治療の効果には個人差がありますが、世界的に60%から80%の症例で痛みが軽減したという高い実績が報告されています 。
この治療は、傷んだ組織を回復させるために、複数回の継続が必要です。
症状によりますが、目安として1〜2週間に1回の頻度で3〜5回の治療をおすすめしています。
組織が回復するには時間が必要なため、この間隔を空けて通院していただきます。
治療直後に痛みが軽くなる方もいますが、これは一時的な作用です。
根本的な治癒を目指すためには、治療計画通りに定期的に通院し、最大でも10回程度を目安に、回復の状況を一緒に確認しながら進めることが大切です。
重要なご案内:集束型体外衝撃波治療の費用と保険適用の条件
集束型体外衝撃波治療は、先進的な治療ですが、保険で受けられる条件は厳しく決まっています。
現在、保険診療の対象として認められているのは「難治性足底腱膜炎」のみです。
しかも、難治性と認められるには、6ヶ月以上の保存療法(湿布、薬、リハビリなど)を続けても痛みが改善しないことが必須条件となります。
この条件を満たさない場合や、難治性足底腱膜炎以外の病気(テニス肘、石灰性腱炎など)の治療を希望される場合は、自費診療(保険適用外)となります 。
当院では治療を始める前に、費用について丁寧にご説明し、納得いただいた上で進めています。
ご不安な点があれば、遠慮なくご相談ください。
西尾市で最先端の衝撃波治療を受けるメリット
遠方の専門病院まで通うのは、時間も体力も大きな負担になります。
当院が西尾市一色町で、集束型と拡散型の両方の衝撃波治療を提供している最大のメリットは、地元で、世界の最先端医療と同じ質の高い治療を受けられることです。
私たちは、まず患者様の症状を詳しく診察し、エコー(超音波)などを使って痛みの場所を正確に確認します。
そして、その病気に最も適した治療器と出力で治療を行うことで、患者様一人ひとりの「治らない痛み」からの解放を全力でサポートしています。
院長からのメッセージとご予約・お問い合わせについて
長く続く痛みは、生活の楽しさを奪ってしまいます。
もし、長年痛みに悩まされているなら、「もう治らない」と諦める前に、集束型体外衝撃波治療という新しい選択肢を検討してみてください。
まずは、あなたの症状を正確に把握することが回復への第一歩です。
長年の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度、うえだ整形外科クリニックにご相談ください。
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ではまた!
執筆者

執筆者
うえだ整形外科クリニック 院長
2021年、愛知県西尾市にうえだ整形外科クリニックを開院しました。
地域社会に貢献するため、医師として患者さんに信頼していただける医療を心がけております。
- 経歴
- 金沢医科大学卒/名古屋医療センター研修医/聖霊病院整形外科勤務/なかざわ記念クリニック整形外科勤務
- 保有資格
- 日本整形外科学会専門医/日本整形外科学会リウマチ医/日本整形外科学会スポーツ医/日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
- 所属学会
- 日本整形外科学会/日本リウマチ学会/日本骨粗鬆症学会/日本整形外科超音波学会/日本リハビリテーション医学会/日本整形内科学研究会