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西尾市で野球検診をしたいです!!

こんにちは!
令和3年8月に西尾市一色町に開院予定のうえだ整形外科クリニック 院長 上田英範(ひでのり)です。

私は西尾市の診療所に勤務して7年目になりますが、そこで多くの野球少年を診察させていただきました。
のべ300人以上になると思います。
受診してくれたお子さんの中には、もう少し早く受診してくれていればこんなにひどくならなかったのに…という野球肘の方がたまにいらっしゃいます。

具体的には、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎という病気です。

日本整形外科学会ホームページ 野球肘

投球時には、肘の外側には骨と骨とがぶつかる力が加わります。
投げ方が悪い、体が硬い、投げすぎなどの理由で、肘への負担が大きくなると、肘の外側の部分の骨と軟骨が傷ついてしまいます。

治療法は①投球を中止の上、右肘を絶対安静にして経過を見るか、②手術になるのですが、病変が進んだ状態で発見されると手術以外に手がなくなります。
離断性骨軟骨炎の患者さんの中には、本人は異変に気付いていながらも投球を続け、手術加療が必要な状態になって受診するお子さんが少なくないのです。

なんとか離断性骨軟骨炎で手術するお子さんを減らせないか、そのためには早期発見と啓発活動が必要です。
そこで私が考えたのは、西尾市で野球検診をすることです。
名古屋市には各大学が協力の上野球検診を行っていますが、西尾市にはありません。

名古屋市立大学整形外科様 少年野球検診風景

西尾市のリトルリーグ、ボーイズリーグ、中学生野球部などの離断性骨軟骨炎が好発しやすい年代のチームを中心に野球検診を行うのです。
そうすれば離断性骨軟骨炎の早期発見、早期治療が可能になります。

西尾市には一色町だけではなく、吉良町、寺津町、中畑町、平坂町、西幡豆町、東幡豆町、矢田地区、福地地区、西尾地区、米津地区などに多数の野球クラブチーム、中学生野球部があります。
各地区の野球チームに野球検診をさせていただけないかお願いをするのです。

そして、意外と隣の市の碧南市の野球少年にも離断性骨軟骨炎のお子さんが多いというのも実感しております。
将来的には、隣接市の碧南市や安城市も検診の対象にしていきたいです。

私が力を入れている超音波(エコー)診療は、短時間で、体への侵襲もなく、リアルタイムに、簡単に、離断性骨軟骨炎の病巣を描出可能です。
しかも、ポータブル機は持ち運び可能!
この技術を利用して、積極的に野球検診を行っていくことを夢見ています。

しかし、野球検診をやるためには医師だけでは不十分で、体の状態や投球フォームのチェックをしてくれるPT(理学療法士)やAT(アスレチックトレーナー)が必要不可欠です。
うえだ整形外科クリニックではこのようなビジョンに賛同いただけるスタッフを求めています!

うえだ整形外科クリニックでは、クリニック敷地内に投球障害専用のピッチングマウンドを建設予定です。
この記事の最初の方の写真はリハビリ室の現在の状況ですが、ここから直結でマウンドに出られるようになっております。
夜間、雨天でも投球可能にする予定です。
エコーやマウンドなどのハード面でもご満足いただけるのではないかと思います。

西尾市で野球検診をして、投球障害の啓発活動を一緒にやっていきましょう!
では、また!

うえだ整形外科クリニック 医師 上田英範