四十肩・五十肩って?

こんにちは。うえだ整形外科クリニックの看護師です。
今回は「四十肩・五十肩」についてご紹介します。
肩関節に痛みや動かしにくさが生じる「四十肩・五十肩」は特に40代、50代の方に多く見られるため、そう呼ばれています。肩の筋肉や腱、関節包などが炎症を起こし、痛みや可動域制限を引き起こします。
【こんな症状に注意!】
●肩がじっとしていても痛い
寝ているときにズキズキ痛むことが多い
●腕が上がらない・回しにくい
頭の後ろに手を回せない
洋服の着脱で腕が上がらない
●肩の動かし始めが特に痛い
動かし始めの一瞬に刺すような痛み
【なぜ起こるの?原因とリスク】
◎実は現代医学でも明確な原因はわかっていません。特発的に自然発症する例がほとんどとされます。
発症のきっかけは以下の理由などが挙げられます。
・加齢に伴う肩の組織の変性
・過度な同じ動作の繰り返し(デスクワーク、家事など)
・肩をケガした後の動かさない期間が長い
【治療の流れ】
●急性期(痛みが強い時期)
安静:無理に動かさず、痛む姿勢を避ける
投薬:痛み止めや関節注射
●回復期(痛みが減ってきたら)
リハビリ:ストレッチや可動域訓練
理学療法:温熱・超音波療法など
●維持期(動かしやすくなってきたら)
自宅でのセルフケア:毎日続ける簡単な体操
日常動作の見直し:姿勢・動作の工夫
【予防になるかもしれないポイント】
✔ 姿勢を良くする(猫背は肩に負担をかけます)
✔ 肩甲骨まわりを意識的に動かす
✔ 無理のないストレッチを続ける
【こんなときは受診を!】
・肩に強く痛みがでて上がらない
・夜も痛みで眠れない
・自宅ケアを続けてもなかなか改善しない
四十肩・五十肩には正しいケアが必要です。
「ちょっとおかしいな」「動かしにくいな」と感じたら、我慢せずにぜひご相談ください。
うえだ整形外科クリニックでは一人ひとりに合ったケアをご提案します。
ご不安なことがあれば、お気軽にどうぞ。
執筆者
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こんにちは。うえだ整形外科クリニックで働いている看護師一同です。
患者様やそのご家族が安心して治療を受けられるよう、心掛けています。患者様の健康と幸福を第一に考え、日々努力しています。よろしくお願いいたします。