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「交通事故にあったら病院へ」はなぜ言われるの?

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交通事故に遭った後に怪我や体調不良があれば病院に行くのは当然かもしれませんが、特に体に問題がなくても「念のために病院に行った方がいい」と言われたことはありませんか?

これはその通りなんです。
実は病院に行くのは怪我や体調不良を診てもらうためだけではありません。
医師から診断を受けることで自身に起こった被害を第三者に認知してもらう目的もあるのです。

例えば交通事故時に首に強い衝撃を受けたが症状はなかったのでそのまま様子をみていたが、1週間後に痛みが出てきてしまった。
都合のいい日に病院に行こうとして結果的に2週間近く経過してから受診した。
このような場合、人身事故に切り替えようと思っても時間が経ちすぎていて警察は事故との因果関係はないとして診断書を受理してくれず
人身事故への切り替えができない可能性があるのです。
そのためできれば1週間以内、遅くとも10日以内には病院に行くことが望ましいです。

そしてそのまま通院を続けることで、万が一症状が残ってしまったとしても後遺障害として認められれば保険金を受け取れる可能性もあります。
通院頻度の目安としては少なくとも週3回ほどが良いでしょう。
週3回は多いように感じますが診察のないリハビリだけの日なども含んでよいのでそれほど負担にはならないかと思います。
また自賠責であるため頻繁に通院しても金銭的な面での不都合もないかと思います。

※補足:後遺障害について
勘違いされやすいですが後遺障害は後遺症とは異なります。
後遺障害とは交通事故のよる肉体的、精神的受傷で治療をつづけた結果、症状がそれ以上変化しない固定化されてしまった状態で
労働能力の喪失を伴う障害を指します。

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まとめると交通事故後の通院ポイントは以下の3つです。
事故後1週間以内に受診する。
受診時には詳細に体の状態を医師に伝える。
通院は少なくとも週3回以上を目安に通う。(リハビリだけの日なども含む)

とにかく早めの受診、継続した通院が大切です。
特に当院は交通事故治療の経験が豊富なので是非お越しいただければと思います。
痛みや動作不良だけが残ってしまい、それに対する保険金もなく納得のいかない結果となってしまう前にしっかりと通院しましょう。

うえだ整形外科クリニック マネージャーより