あれっ、肘が痛い。
リハビリからブログ第10報です。
肘が痛い。という方は是非ご一読ください。
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)について説明します。
正式な病名は「上腕骨外側上顆炎」ですが、一般的には「テニス肘」と呼ばれています。肘の外側が痛むのが特徴で、物を持ち上げたり、タオルを絞ったりする動作で痛みが増強します。テニス選手だけでなく、パソコン作業が多い人や家事をする人など、日常的に腕を使う人にもよく起こります。
なぜ起こるか。
肘の外側の骨(上腕骨外側顆)に付着している筋肉が繰り返し使われることで炎症が起こり、痛みを生じます。
特徴的な症状
・肘の外側の痛み
・痛みを伴う握力低下
・痛みを伴う前腕の動き
治療法
安静: 痛みが出る動作を控える
アイシング: 患部を冷やす
痛み止め: 非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)
物理療法: 超音波療法、電気療法など
サポーター: 肘を固定する。負担軽減
ストレッチ: 筋肉の柔軟性を高める
注射療法: ステロイド注射など
手術: 保存療法で改善が見られない場合
日常生活で気を付けること
痛みの出る動作を避ける
腕を休ませる
正しい姿勢を保つ
予防策
運動前後のウォーミングアップとクールダウン
正しいフォームでの運動
力仕事をする際は、こまめな休憩を挟む
いつ病院に行くべき?
自宅での治療で痛みが改善しない場合
痛みが日常生活に支障をきたす場合
腫れや熱感がある場合
ご自身の症状が気になる場合は、必ず医師にご相談ください。
まとめ
上腕骨外側上顆炎は、適切な治療と予防を行うことで改善が見込める疾患です。もし、肘の痛みでお悩みでしたら、少しでもお役に立てれば幸いです。
執筆者
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こんにちは。うえだ整形外科クリニックで働いているリハビリスタッフ一同です。
患者様一人ひとりに合ったリハビリを提供し、早期回復をサポートすることを目指しています。皆様の健康と生活の質向上に全力で取り組んでいますので、どうぞよろしくお願いいたします。