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カロナール(アセトアミノフェン)の不足に関する記事について

医療

こんにちは!
西尾市一色町の整形外科クリニック うえだ整形外科クリニック 院長 上田英範です。

本日はこの記事についてです↓
解熱剤、コロナで不足深刻 一部で出荷調整

解熱薬や鎮痛薬として処方する機会が多いカロナール(一般名アセトアミノフェン)が不足しているという記事です。
新型コロナウイルス感染症が大流行しているため、それに対して処方する機会が激増して、需要に供給が追いついていないという状況のようです。

整形外科では非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)であるロキソニンやセレコックスの処方が多いものの、小児や腎機能障害があるご高齢の方や薬で胃の調子が悪くなりやすい方にはカロナールの処方が多いため、いざ足りなくなると困る薬です。

当院にはまだ門前薬局さんからカロナールが底をつきそうという連絡は入っていないものの、今のような状況が長く続くと足りなくなる可能性もあります。

カロナールの販売元の製薬会社さんも当院に訪問された際にカロナールの増産体制を組んで安定供給に努めるとお話しされておりましたが、まだ時間がかかりそうな雰囲気でした。

インターネットの記事にもある通り、コロナの解熱薬がカロナールでなければならないということはないと思うので、ロキソニンなどの他の消炎鎮痛薬で代用する努力も必要そうです。

なかなか先が見えない「第7波」ですが、基本的な感染対策を行って乗りきっていきましょう!

では、また!

うえだ整形外科クリニック 医師 上田英範